出て行かない迷い猫
おととい水曜日の朝のこと。
日光浴（脚限定）のためコーヒー片手に庭へ出ると、植木の間からモゾモゾ何か出てきた。
えーーーーー何？と思ったらタヌキのような猫がゆっくり出てきた！
へっ？あなた誰？？
かわいかったけど、うちにはもうポンちゃんがいるので毎回野良猫は追い払っています。→本当は優しくしたいが心を鬼にして。
びびる感じもないのでほうきを持って、敷地から何とか追い出しました。
家はたくさんあるのに、またすぐに入って来た。
また威嚇して追い出した。
しばらくして外へ出てみると、うちの外の下水溝でうずくまってる。
なんかそれ見てかわいそうになってしまいました。
この子、野良になったことないんだなーということがわかりました。
その隙にまた敷地に入られてしまい、今度は店主の手が届かない門の上の隙間で寝てしまいました。
全然出て行く気配ない・・。
ポンちゃんに餌をあげる時、この子は裏手にまわりこっちを見て餌をくれと鳴きました。
腹ペコだろうけど、心を鬼にして餌をあげませんでした。
居座られると困るのは猫嫌いのポンちゃんだし・・・。
洋猫なので飼い主も探しているの違いないと思い、近所の人たち数名に聞きに行きましたが、誰も情報なし。
うーん、どうしよう。
毎日夜雨が降りますが、運よく水曜日の夜は雨が降りませんでした。
で、昨日の朝、もういませんようにと願いながら戸を開けると、まだいた・・・・。
高い門の上で寝てる。動かないので安否を確認すると動いた！
でも、相当腹ペコなはず。
この時点でうちの敷地に侵入して3日目（ポンがおかしかったので、多分火曜日からいた）。
店主は餌をあげてないけど、鉢植えの雨水を飲んだりお寺のお供え物食べたりしているのは見た。
ポンちゃんは、朝ごはんを食べると屋根つたいにどこかへ行ってしまいます。
で、店主の気持ちはもう耐えられず、カリカリを10粒程度この迷い猫にあげてしまいました。
そしたらあっという間に完食。何回もおかわり。
もうゴロゴロ＆スリスリ＆手はモミモミ。
ペルシャ？アンゴラ？
毛が長くて汚かったので、ノミ取りまぶしながらコームで1時間くらいブラッシング。
やってもやっても毛が抜けてくる。毛の絡みもだいぶとけました。
両耳がかぶれて痒そうだったので、薬を塗り塗り。
毛が多すぎて毛づくろいがこりゃ大変だわ・・昔日本で飼っていたメインクーンを思い出すな。
毛で着膨れしているだけで、体は細いしまだ小さい。甘え具合からまだ子供ですね。性別もはっきりしません。
飼い猫だったのは間違いないです。
ここまで居座りたいのだから、一晩試してみようと思い家に入れてみることに。
ポンちゃんがＯＫだったら、飼おう。
夕方ポンが帰ってきたのですが、鬼顔シャーの連発。
ご飯なんか全然食べられないほどショックの様子。
迷い猫はそれを全く怖がらず、ただただ人間・店主の側を離れません。
ずーーーーーーーっと必死にくっついてくる。
好き勝手に我がもの顔で動き回られるので、ポンにとっては耐えられない状態。
で、夜、土砂降り大雨が降りだしたのですが、ポンが外へ逃げちゃった。
完全に立場逆転。こりゃ駄目だ。
ポンが家出しちゃうと本末転倒。ポンも元は捨て猫ですから。
ポンは同居が無理ということが分かりました。
で、今日金曜日。誰かもらってくれる人を探そう。
朝ごはん食べてすやすや眠る。だんだん見慣れてかわいくなってきた。
昼ごはんとブラッシングタイム。
飼いたいけど駄目だわ・・。
そしてスタッフのワヤンが出勤してきました。
動物大好きの彼女に事情を話すと、あっさりほしいと。
ワヤンはすでにたくさん飼ってるので、リストからはずしていたのでびっくりでした。こういう流れ、バリ人の謎。笑
同じような毛の長い猫1匹、犬1匹（先日2匹死亡）、マデと名づけた野良猫1匹＋子供3匹産んだところ、飛べなくなった鳩ぽい鳥1羽。
コロナでもう一つの仕事がなくなって大変なのに、こんなにかわいそうな動物たちを養ってる。
さらにこの迷い猫がほしい？？？
ワヤン的には最高に美しい猫なんだそうです。三色入ってるし、性格も人懐っこい。
ワヤンなら安心。
仕事終えて大喜びで持って帰りました。
そのエコバックには入らんだろう・・・笑
こんなにあっさりなら、2日前に電話で相談すべきでした。
悩んだ店主が馬鹿だった。
ポンが夕方戻ると、あの子の存在を警戒しながら探していましたが、いないと分かるとたくさん食べてこの通り。
ショックだし、腹ペコで寝不足だったのでしょう。全然起きません。
あの迷い猫、敷地にいたのは4日間、家の中にいたのは1日だけでしたがなんか寂しいですね。
鼻ぺちゃで第一印象が野村監督の奥様に似てたので名前はサッチーにしようかな、とか
毛が長すぎるのでライオンカットやプードルカットにしよう、とか妄想していたんですけどね・・。笑
今日の海動画は・・・
ＰＪダイビングの時、寄って来たヒメキンチャクフグです。
