本が食べられた
いやー、人生初の出来事。本が食べられてしまいました。書類も本棚も。
12月?に気づいたのですが、毎日開く大きな本棚(チーク)があって、手前を小さな虫が列で歩いているのを見ました。怖くなって、殺虫剤をまき扉を閉じました。明日は死んでいるかなと期待して・・・。一時的にいなくなるんですけど、すぐ現れる。そんなことが数日続き、スタッフ・ワヤンに現状を見てもらうと即効「ラヤップ(Rayap)だからすぐ全部中身を出した方がいい!」と珍しく慌て気味。ラヤップって経験がなく自分がよく分かってなかったのですが、どうやらシロアリ。店主は北海道出身でそういうの聞いたことがないんです。
大きな本棚だったので、中身もいっぱい。「えーー面倒くさい」というと、スタッフの方が慌て気味で「大変なことになる、今出そう」と。渋々、本棚の中身を出すとすぐにその意味が分かりました。手前の列はまだ良かったのですが、奥の列は全滅。もうシロアリだらけで本がすかすか。全部食べられているんです。表紙は固いからありますが、中身がくわれてる。薄い本も厚い本も食べられていました。表紙を開くと中はシロアリだらけ。もう店主は失神寸前。奥行のある本棚なので、2列にしていたのが気づけなかった敗因でもあります。バリ島を去る友人が置いていった本がたくさんあったんですよね。今回全て捨てることに・・・うぅぅっ気持ち悪すぎ!ダンボール4箱くらい。被害が少ない本やダイビング教材などだけ残すことに。本棚は4段あって、シロアリたちは高いところの4段目も荒らしていました。硬いはずのチーク材も一部食べられていました。いや、恐るべしです。奥だったので気づけなかった・・・。13年使っている本棚ですが、こんなこと初めて。
書類被害も痛い
確定申告書類・・こんだけ食われていても控えなので捨てられず。
食われた本たちは、写真が撮れないほど気持ち悪かったです。
あんなカオスな作業を淡々と手伝ってくれるワヤン。店主は失神しそうなショックなのに。
全然「キャー」とか「うわー」とか言わない。
次の日運転手がやってきて、大量の捨てる本ゴミ群を見ても驚かず。
ラヤップに食われたと言っても「ふーん」と反応薄い。なんで?
その時、大量の本ゴミを見つけ、たまたま通った廃品回収のお兄さんが「本ゴミほしい」と入ってきた。
「でもラヤップに食われた本だよ、多分まだ生きてるよ、いいの?」と伝えても「ほしい」という。
やっぱり反応薄い。食われた本たちと引き換えに5000ルピアくれた。
なんかローカルの反応が変!もっと驚いてよ~気持ち悪くないの?
この疑問をワヤンにぶつけると「多分、ローカルはよくあることだから驚かないと思う」って。
へーーーーーーーーーーーーーーーーーー、そうなんだ!
インドネシア在住24年目ですが、まだまだ知らないことがあります。
惨事は続く・・・
3月に入って、別の部屋の備え付けのクローゼットとその隣のクローゼットもシロアリにやられているではないか・・・!!
めまい・めまい・めまい → 脳が目の前の光景を受け付けない
ここは普段使わないものやバリ島を離れることになった友人たちが残していった物が置いてあったエリア。
もうあった物は、ほとんど捨てました。
悲惨だったのは、クローゼット内の「鉄の金庫」内にもシロアリたちが侵入!!
紙を食べたいんだろうけど・・・この50ドルは穴が。両替商では両替してくれませんでした(涙)。どうしよう。
タイバーツは無残すぎる姿で捨てました。
マレーシアリンギットは、プラスチック製だったので無傷。
シンガポールドル、ベトナムドンもまだ食われておらず。
日本円紙幣もシロアリ的には食べられるので危なかった。
1週間前に金庫を開けた時は大丈夫だったのに・・あっという間に食われます。
あと1日発見が遅かったらと思うとぞっとします。
シロアリ用の駆虫剤を本棚に散布して過ごしていましたが、シロアリは他の部屋にも移動するし、出したものの収納する場所はなくこの数か月待ったく片付かない!!
また本や書類を収納するのが怖くなっている自分もいます。→完全トラウマ
借りている家なので大家に全て報告しました。
3月は盆と正月など祭事だらけでバリ人は忙しい。
「全部祭事が終わったら駆虫業者を行かせる」という約束。
で、3月も末、やっとシロアリ業者がやってきました。
つづく