州知事いろいろ

「できるだけ屋外での活動は控えてください」と紫外線警報が出ていましたが、太陽がめちゃめちゃ出ていたので足の日光浴。
でも、5分が限界。日差しが強かった・・・昼間一時ですが。夜は雨降りそう。

先日我らがバリ島州知事コステルさんがこんなことを言ったのです。

「毎週火曜日、バリ島民は職場でもどこでもエンデックを着なければならない!」
*エンデックはバリ島の美しい伝統織物のこと。祭事やお祈りの時など着用。

観光客ほぼゼロがすでに一年。
悲惨なバリ島民に対して、目立った救済措置もせず・・・。
コステルさん、エンデック着用を呼びかけたのですよ。
もうさすがにこれには、我慢しているバリ人も反論・反発。
といっても日本のようにヒステリックさはなく、皮肉冗談で・・。
「エンデック持ってないから、もう火曜日は外出できない」とか「これからは農民もエンデック着て農作業しなければならない」とか。
店主も言われました。「火曜日のダイビングはエンデック着用しないとね~」
絶望、呆れる、悲しみ、怒り、滑稽・・?店主はKY発言に大笑い。
コロナで困窮していない時ならいいのですが、今はNGでしょ。

さすがのバリ州もこれらの声がまずいと思ったのか火消しにかかりました。
「これはフェイクニュース」「島民全員とは言っていない」だと。笑
でもね、最初のコステルさんは「島民全員」と言っているのですよ。

コステルさんが最悪だったのは、年末年始休暇直前にPCR必須命令を出してバリ島に大損を食らわせたこと。
現在もなぜか続けてる行動制限もジャカルタの言いなり?
なぜ行動制限がジャワーバリなのか意味不明。そしてずっと延長中。
全くバリ独自路線が見出せてない感じ。
はっきり言ってコステルさんはこの一年「マスクをしよう」しか言ってない。笑
もうそんな段階とっくにすぎてる。
いい加減、経済対策や観光再開プランなどを出さないとバリ島死んじゃうよ。
なんて無策・・・先に希望が持てないのですよ。

店主はバリ島に住んでいて、コステルさんしか州知事を知りません。
バリ人に他の州もこんな風にお粗末か聞いてみると、西ジャワ州知事は素晴らしい。
西ジャワはバリ島支援の準備ができている (イ語ニュース)

このニュースでは、Ridwan Kamil西ジャワ州知事の呼びかけが・・・
観光地バリ島の経済困窮は最悪である。
西ジャワ州はバリ島の工芸品が購入できるよう支援する。
公務員はコロナ禍でも収入に影響がない。
今大切なのは購買力。
購買力が落ちているのは中流以下でそこの支援・キャンペーンは州政府で続行。
公務員は、このコロナ禍では節約や貯蓄をせずできるだけお金を使ってください
貯金はコロナが終わったらしてください。
今はとにかく中小零細事業商品を買おう。

いやー、こんなこと言う政治家がいるのかと感動してしまいました。
遠くにいるのにバリの状況を把握しているし、自分たちができることをはっきりと説明。
普通、ここの公務員は自分たちの首を絞めるようなことは絶対に言わないのに(特にお金のことは言えない)。
このリドワン氏、素敵すぎるので調べてみるとまだ49歳で若々しい、州知事4年目。
海外経験もあるようで、バンドンでもかなり支持されているよう。
(バンドン人の友達に聞いてみると、やはり評価が高い)
FBを覗いてみると、キラキラした活動がまぶしい。
今はチアンジュールの地滑り被害で大変そうですが、田舎でも現場に足を運んで更新も頻繁。
もうマスクつけましょうなんてやってませんよ。→言われなくてもやってるよー
コステルさん&側近たち学んでほしいわ。

・コステルさんが、毎週火曜日エンデック着ましょう
・リドワンさんが、バリの手工芸品を買いましょう。
同じことを言っているんですが、全然違う。政治って面白いですね。
次の州知事選、ちゃんとリーダーを選んでね。
もうちょっと若手の・・・そして勇気ある人を。

バリ島生活

Posted by 店主