食べ物の時間

 

ぱらぱら雨が降り出したサヌールです。今年は雨が遅れているようです。

インドネシア在住6年目の店主ですが、まだまだ毎日驚くこと多き刺激的な毎日を過ごしています。さて、最近気づいた素朴なギモン。

サヌールのような町に住んでいると、食べ物に困ることはまずありません。カキリマ(移動食堂)や歩く物売りがとても多いからです。次から次へといろんな人たちがいろんな物を売り歩いています。例えば、昼間暑くて食べ物を買いに出たくない場合、店主は12時10分に事務所前に現れるソトアヤム(チキンスープ)をご飯付きでよく注文します。事務所まで運んできてくれます。食べ終わった頃、食器まで取りにきてくれます。ランチに「ソトアヤム」は妥当だと思います。

しかし、頭に「野菜お粥」を担いで売り歩いているおばさんも事務所隣によくきます。見ていると本当においしそう。おかゆごはんに野菜とスープを思いっきりかけてくれます。店主好みの料理なのですが、なぜかいつも夕方。いつも遅めにランチを摂っている店主は、まだお腹がすかないわけです。しかもおかゆ。昼ごはんか夕飯か悩んでしまいます。近所の人たちは「健康によい食べ物」と言って、みんな注文するのですが、なんせ店主はお腹が空かない。一度「なぜ昼間に売りにこない?昼だったら、店主は絶対に買う」と言ってみたところ、昼間は暑いから売らない、と。なんと単純。

あと、ロティバカル(焼きパン)も夕方から夜にかけてあちこちに目立ち始めます。店主にとっては、朝売っていれば、是非出勤する前に買って「朝ごはん」として食したいものですが、なぜか夕方から夜に現れます。インドネシア人は朝昼晩と三食「米」の人たちなので、パンはどうしてもおやつ的な存在なのでしょう。

それにしても、夕方にあんな大盛りお粥を食して、晩御飯はどうするのでしょう。ふしぎ。

バリ島生活

Posted by 店主