バリ観光 タマンアユン & クルタゴサ
pelagoで6時間車チャーター
10：00サヌールのホテル出発
まずは、メングィにあるタマンアユン寺院へ(Pura Taman Ayun)。
田んぼを通ってゆきます。バドゥンのsamsatへ行くとき通ったなぁ。
入口で入場料を払います。観光客料金とローカル料金
店主はキタス提示でローカル料金になりました。確かRp.15.000
そして、緑色のサルンを巻いてもらいます。
1634年にできたメングィ王国の国寺。世界遺産に登録されています。
お寺の中へは入れませんが、周囲が美しい庭園になっていてぐるっとまわることができます。
一歩一歩進むごとの景色がきれいで、写真が楽しい～。
庭園造りには中国人が関っていたらしく、風水を取り入れているそうです。
10基のメルと呼ばれる多重塔・・・アグン山を模しているらしいです。
山の精霊が祀られているんだとか。神秘的！
寺院周りの遊歩道を進むと一部竹林も。マイナスイオン♪
丘ぽいところに大きな木々がそびえ、根がすごいんです。
カチカチに手入れされた庭より、こういう自然な感じが好き。
またメル！！そして暑い～
豊穣・稲穂の女神 デウィスリ
水の中には鯉がいます。
聖獣バロン♡
口の下にあるのは人間の髪の毛です。
小さなギャラリーがあり、古い写真とメングィ王国の歴史説明があります（王国＝日本の藩）。
隣接するタバナン王国とバドゥン王国に負け、メングィ王国は分割されて無くなってしまったという・・。
現在、タバナン県とバドゥン県はありますが、メングィ県はないですもんね。
そして、闘鶏場の再現が妙にリアル～。
店主たちがあまりにじっくり見て回っているので、pelago運転手より注意のメッセージが途中入っていました。
時間のことすっかり忘れていた！
タマンアユンって初めて足を運びましたが、予想以上に面白かったです。
一つ一つの歴史を経て現在こうなっているんだなぁと。
次はクルンクンにあるクルタゴサへ移動。
お腹がそんなに空いていないので食べるか食べないか迷いました。
早くてささっと食べられる軽めのもの。
インドネシアの国民食バッソ（肉団子スープ）＋ロントン。
たまに無性に食べたくなります。
クルンクンにあるクルタゴサ Kertha Gosa（裁判所）
ここは以前から興味があったものの、入ったのは初めてです。
チケットを買い（キタスホルダーはローカル料金）スマラプラ王宮敷地へ。
同時に通訳のおじさんが勝手に付いてきて説明しだした。
でも、英語が聞き取れない。Rが強すぎ（笑）
インドネシア語の方が良かったのですが、友人Tのために英語だったようです。
裁判が行われるテーブル。1942年まで使われていたそうな。
そして、カマサンスタイルの天井画は必見です。天井には天国、その下の段には地獄が一枚一枚に描かれています。
嘘をつくとこんな刑、盗むとこんな刑、動物を虐待するとこんな刑、不貞を働くとアソコを火あぶりにするなど・・ｺﾜｰ。重い罪になると、マンタポイントのあるヌサペニダへ島流しの刑だそうです。あそこも同じクルンクン県ですね。
道徳的なことから犯罪まで、大小たーくさん罪があります。びっくりしたのは「結婚して子供を持たず、更に養子ももらわない」→なんとこれも罪なんだそうです。確かに結婚して子供を持たないバリ人って見たことないかも。バリ人を知るにはこの罪の定義（絵）を全部知りたいと思いました。カードにして売ればいいのに～。
もう一つ、バレカンバン（王家の休憩所・セレモニーを行うところ）
ここも天井画！！
池の向こうにあるのは現在博物館らしいです。
そして正面に見えるのはププタン・モニュメント。
ここクルンクン王国は、オランダ軍が入ってきて（1846－1908）、最後の最後まで抵抗した王国。
1908年、そのクルンクン王国もついに負けました。オランダは鉄砲、バリは槍ですから。
最後はバドゥン王国と同じくププタン（玉砕・自決）です。涙
日本人なら理解しやすいと思いますが、王家のプライドを感じます。
1908年、オランダ軍はバリ島全域の征服を果たす。
（日本も明治維新でまとまらなかったら同じ目に遭ってた・・）
話は長くなりましたが、悲しくて壮絶な歴史・ププタンのモニュメントです。
先人たちのことを忘れないように・・。
クルンクンから、サヌールへ戻ります。
バイパスが通る前、ダイビング時に通っていた道。
なんだか懐かしい～。時計を見ると、あれ6時間で間に合うかも。
帰路、インドネシアで今流行っているMIXUEのアイス発見。
強制的にTに食べてもらいます。暑いのでほんと美味しい～♡
サヌールのホテル到着が16:00数分前。ぴったり6時間！
日曜日で交通量が少なかったのも功を奏しました。
pelago運転手も頑張っていたので、少しチップをお渡しして無事終了。
Tも喜んでくれてよかった～。
