友人逝去・・涙
店主は2003年秋、日本へ帰国中に足の手術を受けた。先天性ある病気だったことが6年前に発覚しびっくり。あの頃は少し荒れました(笑)。まあ、片方は発覚時に手術し、あと右足ということで2003年にちょうど日本にいることだし、と思い手術を思い切った。といっても、この病気、今病んで仕方がないというものでもなく、「将来歩けなくなるかも」というもの。老人になってみないと分からない賭けですね(笑)。骨の病気なので入院は足1本につき3ヶ月と長い。その長い入院生活時、同室でお世話になっていた嶋田さんが亡くなったという連絡が入った。
当時は腎臓で入院していたのだが、実は子宮ガンが大きくなりすぎて腎臓を圧迫していたことを一人娘から聞いていた。そう私が出会った頃はもう末期だったのです。入院期間を少しでも楽しいものにしようと、一緒にお茶をしたり、体重を計ったり、昔話をしてもらったりしたものです。整形外科病棟だったので、雰囲気が明るいんですね。バリへ来る直前にも挨拶に行ったのですが、抗がん剤で顔色も悪く、癌病棟に移されていたせいか全く元気がない!4人部屋なのに活気がゼロ。最後に友人は食べられないからと、その時の夕食(おでん)を全部私にくれたんですね。病人の食べ物を頂くのも気が引けましたが、食べ物を受け付けない気持ちも理解できたので頂くことにしました。そのおでん、おいしかった。本当においしかった。面会ぎりぎりまで何気ない話をし、抱き合ってお別れをしたことは昨日のように覚えています
「元気になったら絶対にバリ島へ遊びに来てね。私待っているから。」
実現はしませんでしたが、彼女なりに頑張った!なんせ病院嫌い、医者嫌いの友人だったので(笑)。生前彼女が好きだったコーヒーとタバコをお供えして、ここバリからですが手をあわせています。今頃は先に逝ったご主人と再会していることでしょう。
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