バリ語「オムスワスティアストゥ」の使い方

昨日のこと。
13時ごろ、ガスが切れました。
最近、ローカルのKTP(身分証明)を提示しないとガス(メロン)が買えなくなったようでスタッフを呼ばなきゃ思っていたら、そのスタッフがボンベを持って現れました。
こういうご時世、予備ボンベがないと困るなと思い、新たに一つボンベ購入をお願いしていたのですが、このタイミングがすごすぎ。
シンクロすぎて鳥肌。ありがとう!助かるわ~

早速ガスボンベ交換したものの、着火しない。
ガスもダイビング器材のセッティングも同じ。
残圧計を見ると、ガスは満タン。
Oリングも問題なく、漏れを示す臭いも音もなし。
でも、着火しない。
ボンベをゆすったり、ホースをゆすったりしても、着火しない。
さっきまでガスを使っていたので、コンロが壊れたとも思えず。
もうこれは、スタッフも店主もお手上げ。

これはプトゥ氏を呼ぶしかない。
近所でアクア(飲料水)やガスを配達してくれるおじさん。
10年以上のお付き合い。いつもこの辺りをバイクでまわっています。
すぐ来てくれました。

プトゥ氏がガスのセッティングを見てもおかしいところはない。
でも着火しない。
するとプトゥ氏、
「オムスワスティアストゥ!オムスワスティアストゥ!オムスワスティアストゥ!」
と言いながらコンロを両手で叩き始めました。結構激しく(笑)。
スタッフも店主も目は点になってます。
プトゥ氏は本気。
すると、普通に着火したんです。すごっ・・

もう大人3人で大爆笑ですよ~何これ。
ぱっと見、呪文唱えて魔術師(笑)。

「オム スワスティアストゥ」 Om swastyastuは、ここに住んでいるとよく耳にします。
バリ人が使う挨拶で、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「電話のもしもし」「在宅確認のすみません」などの意味。
スタッフによると、この場合「permisiすみません」の意味でガスコンロを叩いたそうです。
ハローじゃないんだ(笑)。

これまでバリの不思議はいろいろ経験していますが、また一つ増えました。
皆さんも何か壊れたかも?と思った時に、「オムスワスティアストゥ」を唱えながら叩いてみてください。
バリだったら直るかも。
バリ島のこういう感じ、とても好きです。

バリ島生活

Posted by 店主