ベタちゃん、逝く
ちょうど2年前の4月、近所の釣具屋でその子たちと出会ってしまったのでした。
うちで飼うことになってしまう動物といえば・・・
増えすぎて処分に困っているハムスターとか
迷い込んできた子犬とか
道路でひかれて動けなくなっている子犬とか
どぶ川で死にそうな子猫とか
育児放棄か回収忘れなのか、生まれたて子猫とか
猫が連れてきちゃった赤ちゃんネズミとか
巣から落ちちゃって動けなくなっている小鳥とか
昔から、そういうパターンばかりです。
でも、2年前の4月は一目ぼれで、お金を出して買ってしまいました。
闘魚ベタ!!!
ここでは50円ぐらい?安すぎる命だなぁぁ。もっと高くていいのに。
自分の意志で欲しいと思って飼った動物って初めてかも・・・。
当時、見ていたドラマ主人公が飼っていたこと。
そして、そのベタの美しさに惹かれました。
こんなに美しいのに小さなビニール袋に入れられて店頭販売されていたのも、ちょっとかわいそうに見えたし。
美しいのにものすごい威嚇で傷つけあってしまうため、2匹買ったので水槽も2つゲット。
青ベタちゃんの若い頃
なんて愛らしいんでしょう。
赤ベタちゃん、体が小さめで気がやさしい子でした。
赤ベタちゃんは、この前の12月に逝ってしまいました。
病気の様子はなく、自然に。
釣具屋で売られていた頃が何歳なのか不明ですが、そろそろ寿命なのかな・・。
ベタの寿命は2年です(ネズミと同じ)。
ジャワ島産で成魚でバリ島サヌールで売られてるってことはもう数ヶ月は経ってるはず。
猫・ダコは、この2年間、ベタたちの水槽が水のみ場に。
3匹とも慣れたものです。
今年に入り、一匹になってしまったけど元気に過ごしていた青ベタちゃん。
1ヶ月ぐらい前から、食欲がなくなっていきました。
呼びかけにも反応がなくなってきたし、なかなか起きない。
頭によぎるのは、『寿命』。
3月後半は店主もダウンしていましたが、青ベタちゃんも全く食べなくなり一緒にダウン。
『お願いだから、一粒でもいいから食べてよー』
でも、動物は食べないんですよね・・・。
本当に魚用点滴があるなら、したかった。
4月2日(土)に水槽掃除や日光浴を・・。
でも、これが最後のクリーニングに。
水面まで呼吸しに上がるのもしんどそうだったので、おぼれないよう水を3cmぐらいしか張らず。
あとは、もう泳ぐことなく、ずっと葉っぱのベッドで寝ていました。
横になって10分に1回呼吸するだけ。
虫の息ですが、かすかに口とエラが動いていてすごい生命力だなと・・。
観察しながら、うるうる。
こんな小さな生き物に感動させられました。
2年間で初めてベッドサイドに置いて寝ました。
そして、今日目が覚めると、青ベタちゃんはついに逝ってました。
大往生です。
自然死・老衰です。
寿命です。
と思いつつも、やはり悲しいのです。
ちょっとしんみりモードです。
先ほど、赤ベタの隣にきれいなお花てんこ盛りのお墓を作りました。
ジャワ島生まれなのに、サヌールの日本人に飼われたベタちゃんたち。
このご縁に感謝。
本当に2年間ありがとう。
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