シロコ&ドラミありがとう

動物好きの人だけお読みください。
長いです。
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インドネシアに住み始めて18年が経ちます。
これまでいろいろな動物を飼いました。
猫、犬、ネズミ、カエル、魚、鳥・・。

最近は、猫と淡水魚で落ち着いています。

皆さん、ご存知のブルパラ看板猫・ダコ(♀)。
2004年、3ヶ月齢で瀕死で動けなくなっているところをレノンで拾ってきました。
もうすぐ丸14年。
最近、高いところへ上がれなくなってきましたが、健康です。
ここ数年、一人っ子お嬢様状態が続いていたのですが・・。

 

近所には、野良猫やら飼い猫やらいろいろいるようで、よく顔を現します。
一年ほど前、野良猫で、片目白内障(真っ白)、激ヤセなのに妊娠している猫がふらふら現れるようになり、「かわいそうだな」と思って、一度だけ餌(実際はダコの残り物)をあげたら、毎日来るようになりました。そして、スリスリしてくる始末。あまりやって来られると、先住ダコが、猫嫌いなので困りました。「かわいそうだな」と思ったことを少し後悔。店主、いつもこのパターンで後悔。ヒトには厳しいですが、動物には弱いのです。

先住ダコと半居候の野良との2匹生活が一年ほど続きました。
不思議とダコに悪さはしません。
野良はたえず妊娠している状態で、4ヶ月に一度は出産しているようでした。
なので、半野良の名前は「ハミル」(♀)
どこで寝ているのか知りませんでしたが、餌だけあげていました。
我が家で出産場所を探す行為も見られましたが、それだけは勘弁。
近所のどこかで毎回産んでいたようです。

去年10月末、またお腹がぱんぱんでそろそろだったので、なるべく家に入れないようにしていたら、またどこか近所で産んだようでした。良かった!
お腹がぺったんこになっても、単独でやってきて食べ物をもらっては、育児が疲れるのか少し休んだり、子供の目が離せないのか出たり入ったり忙しそうなハミル。
その頃、店主の札幌帰省があり、ちょっと不在になりました。
そして、11月雨季入りしたこともあり、どしゃぶりの中、我が家へ日に数回通うのが大変になってきた様子。
今回の雨季は、ご存知の通り、めちゃめちゃ降ったんです。
急に天井が騒がしくなったなと思ったら、母ハミルが子猫たちを我が家天井に運んできたーーー。
走り回ってうるさい、天井がぬけそう・・。
通うのが面倒になったハミル、店主の手が届かない天井へ引越しだなんて、賢い!
でも、猫嫌いのダコがいるし、たくさん飼うなんて無理無理無理。
里親探しも面倒(みんな猫飼ってるし・・)困ったなぁ・・・。
一体、子猫は何匹いるんだろう(姿見えない)?

店主は12月11日から、東インドネシア・アンボンへダイビング。
一週間の不在。
これから空港へ向かうという、くそ忙しい時に、彼らは屋根裏から降りて来ました。

なぜ、今?
おーーっ、ハミルの子供たち2匹?白と茶かー。

 

 

人生初の土&植物体験。
お庭がぐちゃぐちゃ。
ハミルは見てくれといわんばかりに、子供たちを連れてきたのでした。
これには、先住ダコはぎょぎょぎょでした。
特に、威嚇の通用しない子猫が大嫌いなんです。

実は、子供はもう一匹いました。
体サイズが半分で弱くて自分で歩けない子。
一応、拾って軒下に入れましたが、この子は次の日死んでしまったそうです。
(スタッフが埋葬)
ってか、店主、空港へ行かないと飛行機に遅れるーーー。
先住ダコ、ごめん。こんなに猫がいっぱい。

結局、半居候が2匹子連れで完璧に住みついちゃいました。(クリスマス頃の写真)
追い出すわけに行かないし・・・。
そして、年末年始で忙しくなるー。

 

年末年始が終わって、運転手に子猫2匹をあげることに決めました。
だけど、茶色のが怖がりですばしっこくて捕まえられず。(成人式頃)
3人がかりで捕まえられませんでした。
もう、これは母親と離れたくないってことなのかな?

 

昼間はただひたすら一家で寝ます。
こういうのを見ると、母猫から子猫を引き裂いて良いものか悩みはじめます。
店主の問題は、猫嫌いなダコのこと。

 

生まれて約3ヶ月?
天真爛漫。

 

だめだー、母親から引き離せない(離したくない)。
天井から降りてきて1ヶ月一緒に住むと、かわいいし。
情が移らないよう、子猫たちには名前をつけていませんでしたが、ついに命名。
白:シロ  茶:ドラ
性別がまだはっきりしないので、中性的な名前。
そして、次の日、母猫ハミルは避妊手術をしました。
もう、子供は打ち止め!!

 

避妊手術をしても、シロもドラも容赦なく、母親にべったり。

 

おっぱいも容赦なく吸い付きます。
母強しね。

 

 

先住ダコは、もう地上に居場所はなく、高いところ専門。
ダコ、ごめんね~。

 

絶対に仲良くなれない4匹ですが、集合写真に挑戦(2月)。
ダコも少し慣れてきたかな。

夜はダンボールが壊れるほど、遊びます。

 

猫って何ヶ月までおっぱい飲むのでしょう。
避妊手術しても、乳が出るんですね。

 

 

こういうの見ちゃうと、やはり切り離せません。

 

 

3月に入ると、好き放題。
度胸すわったシロの寝方はすごい。
威嚇が全く通用しないシロ。
ダコの嫌そうな顔!

 

猫って、なぜ狭いところが好きなんですかね?

 

 

太陽が強すぎると、ここへ移動します。
3月の初ニュピも終えました。
結局、子猫たちの性別が判明。
両方とも♀。
なので、シロコとドラミになりました。
我が家、4匹全て♀。
もう少ししたら、シロコとドラミも避妊手術しないと・・・♀は高い。涙
そして、餌代も稼がないと!

 

 

育児に疲れちゃってるハミル。
まだおっぱい吸うのか?(4月)

 

どんどん体が大きくなって、4匹似たようなサイズに。

 

 

シロコはどこでも寝られます。
これちょうど1ヶ月前。

 

GW真っ只中、5月1日。
GW終わったら、遊ぼうね。

 

 


シロコは度胸すわっているので、触るのも問題なしでしたが、
茶色のドラミが超怖がり。最近やっと抱っこさせてくれて、ゴロゴロ言い始めたところだったのに。

 

この直後、母ハミルがぐったり病気に。
子供たちは食欲がなくなりました。
そして、急にぐったり。
なぜ3匹、ほぼ同時に?????
しんどそうだったシロコは、4日の夜を最後に戻りません。
5月5日の夜中、ドラミの呼吸が苦しそうに・・。
それを見てやっと気づいたのです。
毒だ!

おととい、6日は朝からダイビング。
そして、夕方戻ると、いつも遊んでいた庭でドラミが冷たくなっていました。
えーーーー!まさか死ぬなんて!!!倒れそうになりました。
シロコも4日の夜から一度も姿を見せません。
毎晩母親と寝ていた子が・・。涙
外で死んだのでしょう。
母ハミルは皮肉にもその日から、少し回復しはじめました。
歩いたり、出なかった声が出せたり、吐き気もおさまり、黒い唇がピンクに戻りました。
そして食欲が出てきました。

元野良だったハミルはどうしても、自由に外出します。
成長してきたシロコとドラミも、もちろん一緒に付いて行ってしまいます。
あくまで近所ですが。
外で毒入りのものを食べてしまったのでしょう。
果たしてそれを仕掛けた人間が、ネズミ駆除目的だったのか?
それとも、野良猫駆除目的だったのか?
母ハミルが回復できたけど、子猫は2匹とも死んでしまったことを考えると、ネズミ用の毒だと思われます。
青酸カリの場合は、即死です。→10年ほど前、店主の飼い犬は青酸カリで殺されたことがあるのでどんな最期かは知っています。
近所の野良猫たちの姿も見なくなりました。

いずれにせよ、近所の人間がやったこと。
怒りと悲しみのぶつけどころがなく、悶々としています。
毒をまいた人間モドキは、地獄におちてほしいです。
近所で猫を飼っている家に行って、この件を話しています。
「気をつけて」と。

母ハミルは、自分がぐったりしている間に子供たちがいなくなってしまい今日も探していました。
でも、トラウマなのか敷地から一切出なくなってしまいました。元野良だったのに。
育児をずっと見ていたけど、母性の塊のような立派な母親だったよ!
先住ダコは、高いところへ上がれなくなったせいか、敷地を全く出ません。
毒の心配はなし。

あれだけにぎやかだった夜が、シロコとドラミがいなくなっただけでしーーーーーーんと静まり返っています。
GW終わったら、避妊手術しようと思っていたのが数日前。

こんなことになるなんて・・。
ここで6ヶ月しか生きられないなんて・・・運転手に子猫をあげたほうが良かったかななど後悔もたくさんです。
シロコ、ドラミ、天国で安らかに走りまわりなさいね!
お転婆娘たち、ありがとう。

バリ島生活

Posted by 店主