日本在住のダイバー又はダイビングに興味のある皆様であれば、もう「ダイブ(THE DIVE)」という本を読んだ方も多いのではないでしょうか。東京在住のインストラクターまゆみさんが「感動したからぜひ読んでほしい」ということで、わざわざバリまで送ってくれました。かなり流行についていけてない店主は、もちろんタイトルすら知りませんでした。

フリーダイビングの種目ノーリミッツ170mの世界新記録挑戦時、著者ピピンの愛しい美しい妻オードリーが事故死してしまう悲しいお話なのです。そう、なんと実話。フリーダイビングといえば、マイヨールとエンゾの対決がありましたが、あの頃は100メートル越えたぐらいで戦っていた気がします。が、もう170メートルまで記録が伸びているなんて早いものです。限界がなく一体どこまでいくのでしょう。著書の中では、キューバ人ピピンとフランス人オードリーの生い立ち、出会い、妻へフリーダイビング教授・・・フリーダイバーとしての生活、チームの仕事など。中でもとりわけ、店主が興味深いと思ったのは、深海における人間の生理学的変化や潜水反応です。普段、スキューバダイビングをしていますが、せいぜい深くても30メートル。急潜行・急浮上のフリーダイビングの人たちは、耳抜き・窒素酔い・肺圧迫・減圧症の問題をどうクリアーしているのかずっと知りたかったのですが、全て分かりやすく解説してありました。

それにしても惜しくも亡くなってしまった美しいオードリー。著書の中で何枚か写真があるのですが、中でも、おもりを付けたスレッドに膝立ちで耳抜きしながら急潜行していくオードリーの写真2枚からなぜか店主は目が離せません。美しさもありますが、なぜか悲しくなってしまう写真です。いい人は早く逝ってしまうものです。この話、ジェームズ・キャメロン監督が映画化するそうなので、映画は映画で観てみたいですね。水中映像が楽しみです。

店主も10mぐらいから、ちょっと練習してみようかな〜なんて。スモーカーですが、これでも息ごらえは2分以上できるのです。酸欠で倒れないようにしなきゃ・・。