NHK BS『インドネシアバリ島 沈船の怪魚 驚きの狩りを追う』を観て

11月30日(月)20:00~、BSプレミアムで『ワイルドライフ』という番組で、いつも潜るトランベンの沈船が取り上げられていたそうです。
日本で番組を観たダイバーや友人らから連絡を受けて知り、『えーっ、観たかったな』と思っていました。
全然知らなかったよ。

昨夜、夕飯でお邪魔していたTKダイバー夫妻にその話をしたら、『ここで観れるよー』というではありませんか。
わーい!
なんで終わった番組が観られるのかわかりませんが、TK夫妻の家では数日戻って日本のテレビ番組が全て観られます。
すごいねー。

TK夫妻だって、150本ぐらいはその沈船を潜っていますし、3人でワクワク!
コーヒーと扇風機準備してテレビを観ます。

『インドネシアバリ島 沈船の怪魚 驚きの狩りを追う』

いつも潜っている場所がテレビの映像として流れてくることが面白かったです。
『沈船だ~』『これ一般駐車場だね』『透明度いいね』『上から沈船見えるんだ』『どうやって個体数14匹ってわかったんだろう?』などなど。
多分、日本で普通に見るより店主らの反応は違ったはずです。
アグン山が噴火している映像なんかは店主も初めて見たので、興味深かったです。貴重映像。

夜、アカマダラハタとドクウツボの共同ハンティングの謎がメイン内容なのですが、突っ込みどころ満載。
何度か噴出してしまいました。
アカマダラハタをずっと『怪魚』とナレーションしていること。
ドクウツボを『ギャング』とナレーションしていること。
これには最後まで違和感がありました。笑
確かに、オヤビッチャたちにとってはギャング&怪魚でしょうね。

店主的には、アカマダラハタは沈船に結構な個体数が棲みついていますし、臆病な魚。全然怪魚じゃない。
ウツボも臆病。夜、捕食で出てきてライトに入ってきたりすると、奇声上げちゃったりしてますが、多分ウツボもびっくりして逃げてゆきます。

ナレーション、背景で使われる音楽(不気味な音楽)、効果音(捕食の瞬間など)・・・・これってすごいですよ。
それがあるだけで、完全にアカマダラハタとドクウツボは海の悪者に見えてくるから不思議。
映像の世界ってすごいですねー、と別の感想を持ったのでした。
イメージってこうやって作られるものなんですね。

IMG_7128ナイトダイブではこんな感じです。
めちゃめちゃ仲がいいです。
たまにアカマダラハタがウツボにすりすりしてるし。
ウツボの後をアカマダラハタが追います。
今年の年越しダイブ、このシーンに遭遇できるといいな。

ただ、一つ!
この共同ハンティング、アカマダラハタにはメリットがあるんだろうけど、ウツボのメリットはないんじゃないんだろうか?
と、ずっと店主は思っていたのです。
一方的にアカマダラハタが付いて行っているように見えてたため。
でも、今回、番組内でウツボ側のメリットも説明されていて、かなり納得できた店主でした。
なーるーほーど!
ああいうことは、夜のウツボにずっと密着していないと分からないことですからね。
ありがとう、BS。
ワイルドライフ万歳。

 

ダイビング

Posted by 店主